8月に入り、 もうすぐお盆休み! とワクワクされている方も少なくないでしょう

長期間のお休みは ゴールデンウィーク以来となる方にとっては

いっそう待ちきれませんね!

さて 本日8月8日は 「(お)デブの日」という 記念日でもあるそうです。

1978年「肥満者への差別をなくそう」というスローガンを掲げ、肥満者の社会的地位向上を目指し

大日本肥満者連盟が立ち上がりました。当時の会長は作曲家で有名な小林亜星さんだったそうです。

この連盟が 「8」の字のふくよかなイメージと、肥満体型こそ水着がよく似合うということから

8月8日を記念日に制定したそうです。

いろいろな記念日がありますね。

日本でも 肥満率については 様々な問題提起がなされているでしょうけれど

まだまだ 世界レベルには 到達していないようです。

日本人成人の肥満率は わずか4.5%とされています。

この肥満率とは 肥満の度合いを示す国際的な指標、BMI(BodyMassIndex)の略で、

体重÷身長÷身長 25を越えると「過体重」、30を越えると「肥満」とされていて

このBMI30以上の成人人口の割合で ランキング付けされています。

日本は この世界ランキングで 189か国中 166位と低い位置についています。

世界レベルを見てみましょう。

1位 ナウル 71.1%

2位 クック諸島 64.1%

3位 トンガ 59.6%

4位 サモア独立国 55.5%

5位 パラオ 50.7%

下位になりますと

185位 マダカスカル 1.7%

186位 ベトナム 1.6%

187位 ネパール 1.5%

188位 エチオピア 1.2%

189位 バングラディシュ 1.1%

1位のトンガは

20世紀初頭 高品質の化学肥料となるリン鉱石を求めて 英国企業が参入してくると

1968年の独立後、1人当たりのGDPが世界でもトップクラスの富裕国になり

国は鉱山使用権による巨額の収益を、国民に分配し、国民は働く必要がなくなり、島の食事は一変してしまったというのです。

トンガの人々は森でマンゴーなどの果物を採り、漁による魚中心の食事であったはずが

リン鉱石が掘り尽くされ、経済破綻で 生活は一変するも、

一旦慣れ親しんだ輸入品に頼る食生活と運動不足は変わらず、国民の肥満だけが残ってしまい、

現在では 人口約1万人の島で 糖尿病患者は約二千人と推定されます。

平均寿命も男性が49歳、女性が55歳と非常に若いことも社会問題となっています。

また ブラジルでは

2006年に条例で「肥満者優先席」の設置が義務づけられました。

特製シートの準備が遅れ、結局2009年頃から設置が徐々に始まりまったそうで

これは 公共の交通機関だけでなく、映画館や劇場にまで肥満者優先席を設けることが義務化されているというのです。

日本では 肥満率が低いこともあって まだまだ対策がなされていませんが

ぽっちゃり体型の方が運転をされる際

懸念されるのが、車内の座席ではないでしょうか。

座席のサイズが合っていない車に乗ると 安全運転を損なう可能性もあります。

日本では 国土交通省令として

道路運巣車両の保安基準で 公道を運行する車両の構造や装置など規定されています。

座席においても 細かい規定が定められています。

ハンドルの中心から左右それぞれ200mmの範囲は 最低限の座席の幅として定められています。

意外と狭く規定されているのですね。

各自動車メーカーは この基準を元に自動車を製造販売しているので

この基準よりも狭い座席は販売していません。

ぽっちゃりさんに限らず 長時間運転しても 疲れないような座席の自動車を

必ず試乗してから購入することをおすすめします。

国産車だけでなく 体格の大きい欧米人を想定して作られている欧州車ですと 硬めのシートでゆったりサイズだそうですから

幅広いメーカーの車を試乗することも楽しいかもしれませんね。

引用参考:保安基準