9月に入り 秋の風を感じるようになってきましたね。

陽射しも和らぎ 外出するのも 清々しく 過ごし易くなったかもしれません。

秋は 秋らしい行楽やイベントも満載かと思いますが

やはり外出時の事故には 十分注意していただきたいと思います。

さて 9月の9日は『救急の日』です。

もちろん この日になったのは その数字の語呂合わせから 由来しているといって間違えはないでしょう。

救急医療関係者の意識を高めるとともに、救急医療や救急業務に対する国民の正しい理解と認識を深めることを目的として、

1982年に 厚生労働省によって定められました。

また、「救急の日」を含む1週間を「救急医療週間」(平成28年は9月4日から10日まで)として、

一般向けイベントを開催し、救急活動の実演や心肺蘇生法の実演及び一般参加体験等を行います。

こういったイベントは 厚生労働省のみならず 消防庁、一般社団法人日本救急医学会、一般財団法人日本救急医療財団といった

関連機関も 一同に会してこのイベントやシンポジウム等を盛り上げます。

例えば 救急・災害現場で活躍している医療関係者、救急救命士、救急隊員、ボランティア等の活動を広く国民に知らせることにより、

救急医療、救急業務、小児救急、災害救助等に対する正しい理解の普及向上を図り、

さらには 救急車の適正な利用、自主防災思想の普及啓発を図ること。

そして 救急蘇生法についての正しい知識、技能の普及啓発を図り、「いざ」というとき、誰もが応急手当を行うことにより、傷病者の救命率の向上等に寄与する、

といったことを目的にパネルやポスターや救急関係機器や資材の展示など

一般の方にもわかりやすく参加ができるような催しをしています。

私たちの命を守る、命を繋ぐ救急車について 少し理解を深めましょう。

日本における救急車とは  消防法施行令上の正式名称は『救急自動車』とされ

消防車やパトカーと同様緊急自動車の一つで、

車内に傷病者を収容し緊急走行で病院などの医療機関まで搬送する車両の事を指します。

道路運送車両法に基づき 車体の色は『白色』と定められています。

私たちがよくイメージする救急車は 横に赤色のラインが引かれているデザインですよね。

しかし ラインの色やデザインは地方自治体ごとに異なっても良いそうで

青色 又は黄緑色のラインが引かれている車両もあるそうです。

救急車のデザインは所属・隊名の他に、 消防本部または市町村章のマーク、オリジナルキャラクター、

火災予防や救命講習の呼びかけなど、多種多様に変更が可能だそうです。

日本の救急車の種類(・・・・・管轄省庁)

地方公共団体 (消防)が所有するもの・・・・・総務省消防庁

・出動件数が最も多い

・救急隊員3人以上及び傷病者2名以上を収容でき、四輪駆動車であること

・日本の法律で緊急走行時に赤色灯の点灯と90dB以上のサイレンの吹鳴が義務づけられている。

・搬送される傷病者の家族などが乗った車両を赤信号で先導することは出来ない。

・119番通報により出動した救急車は傷病者の人種、年齢、国籍、納税の有無を問わず無料で利用する事ができる。

病院などの医療機関が所有するもの・・・・・厚生労働省

・病院間の転院搬送などに使用される。

・ドクターカーも緊急自動車とされる。

自衛隊が所有するもの・・・・・防衛省

・通常時は駐屯地や基地内で発生した傷病者を医務室へ運ぶために使われている。

・大規模災害などの際に 地方公共団体の首長からの要請を受けて「災害派遣」として出動するの『1トン半救急車』と呼ばれる車両がある。

空港の検疫所が所有するもの・・・・・厚生労働省

・海外からの入国者・帰国者等が感染症を罹っていた場合などに使用する。

また、公安委員会に届け出をして正式な『緊急自動車』として認定されていれば公道で救急車として病院まで『緊急走行』を行うことができる為

大企業の工場や火力発電所、石油コンビナートなどの大規模事業所や、一部の大型テーマパークなどが

独自で緊急自動車を所有していることがあるそうです。

引用参考:救急自動車