平成29年もいよいよ年の瀬となりました。この時期は忘年会シーズンでもあり、運送業界の最繁忙期でもあります。
また、日を追うごとに日没時間が早まり、なにかと気ぜわしく、運転にも先を急ぐ気持ちが生じやすいときです。そこで、夜間運転の注意や急ぎや焦りからくる「先急ぎ運転」の防止など、年末にあたって留意しておきたい事項をまとめてみました。過去の統計をみると、12月は最も事故の多い月となっています。安全運転で1年を締めくくりましょう。

◆夜間運転の注意
12月は夕暮れ時から夜間にかけて、特に”17時”が交通死亡事故が多発する傾向にあります。
下記のことに留意して安全に運転・歩行をしましょう。
《 ドライバーの方 》
・ライト(前照灯)の点灯は早めにおこなう。
・状況に応じて、ハイビームを活用する。
・「ダイヤマーク」では、「横断する人がいるかもしれない」と注意する。
《 歩行者の方 》
・道路を横断する際は、左からの車に特に注意する。
・反射材を着用して、道路横断時は安全確認をしっかり行う。

◆先急ぎ運転
先を急いでいると、心に余裕がなくなり、思いやりや譲り合いの気持ちが失われるだけでなく、次のような危険な運転をしがちです。
下記のことに留意して安全に運転をしましょう。
・スピードを出し過ぎない。
・前車との車間距離を詰め過ぎず保つ。
・信号の変わり目に強引に交差点に進入しない。
・一時停止の必要な場所で一時停止をしっかりとする。
・周囲の状況をよく確認して左折する。
・追越しを繰り返したり、頻繁に車線変更をしない。
・対向車が接近しているにもかかわらず、その直前を右折しない。
これらの運転はいずれも重大な事故につながりやすいことはいうまでもありません。

以上の注意ポイントを、ドライバー・歩行者の皆さん一人ひとりが今一度しっかりと認識し、年末の運転では、しっかりプランを立て、無理無茶をせず、人・車に負担をかけず、道路に逆らわない運転を心がけて、無事、心に残る年末・年始を迎えましょう!