2018年を迎えました。

今年のお正月は 皆様はどのようにお過ごしになられましたでしょうか

御節料理やお雑煮を食べたり

初詣に出かけたり

小さな子供達へお年玉を渡してあげたり、と

お正月恒例の風習や行事を楽しまれましたでしょうか

今でこそ 伝統的な遊びとなってしまいましたが

凧揚げや羽子板遊びといった古来からの遊びも子供達に経験させてあげたいものですよね。

なかなか 道具を一式揃えているご家庭は現在では多くはないでしょうけれど

元日の朝にいただく お屠蘇(とそ)も家族で味わいたいものです。

お正月は大切な一年の節目、

新たな年を迎えるにあたって 伝統的な文化的な風習や行事は

その地方独特の場合もあるかもしれませんが

時代とともに少しずつ変化していながらも 現在まで長く受け継がれてきています。

近年インターネットの普及により お正月の代表的な「年賀状」の文化が 一般的ではなくなりつつあります。

日本郵便によると、

2018年用の年賀状の当初発行枚数が 25億8600万枚、

2017年用よりも9%減少すると発表しました。

発行枚数の減少は7年連続となり、

2007年の郵政民営化以降で最も少ないそうです。

また、1日に配達された年賀状は 推計で前年比6・2%減の 15億4千万通だったと発表されました。

国民1人当たり12通が届いた計算になります。

そもそも

1949年発行・1950年用に初めて 日本の郵便による 年賀はがきが発行されました。

その当時の発行部数は 1億8000万枚だったそうです。

ピーク時の2003年には 44億5936万枚にまで伸ばしたというのに

時代の流れは確実に変わってきていますね。

団塊の世代の退職でビジネスでの利用が縮小していることを背景に、

スマートフォンアプリ等で 年賀状を発注できるサービスなど

若い世代向けの販売促進策を進めているものの 需要の低下は続いています。

それでも年末年始の年賀状にまつわるアルバイト募集広告はよく目にしますよね。

年賀状の仕事は配達だけでなく主に次のような仕事があるそうです。

東京都の場合、時給は960円からが一般的のようです。

◯年賀はがきの仕分け・取り揃え作業

郵便ポストなどから集められてきた年賀はがきなどを、

①郵便番号を自動で読み取る区分機を使って区分けするもの、

②手作業で区分けするもの、

③消印が必要なもの、の主に3種類に分けます。

次の仕事がしやすいようにはがきの向きを一定に取り揃えます。

◯入力作業

郵便区分機で郵便番号や住所などの情報が読み取れない年賀はがきは、パソコンを操作して必要な情報を手入力していきます。

◯並べ替え作業

郵便区分機などで仕分けされた年賀はがきを、居住者の名簿と比較しながら世帯ごとに分けて、配達する順番に並べていきます。“道順組立”とも呼ばれる作業です。

配達は 主にバイクで行われ、

様々なバイクが利用されているそうですが

HONDA スーパーカブ110PRO

HONDA スーパーカブ50PRO

呼び名はメールデリバリーの頭文字を取って

MD50、MD110と言われているバイク等が頻繁に使用されているようです。

また ポストから 年賀状などの郵便物を回収するのは バイクよりも軽車両が普通のようです。

よく見かける郵便車で、軽ワンボックスタイプ、

赤色は郵便局の所有車で、白は郵便局からの委託を受けている人が所有している車となっています。

最近は個人事業主に集配業務を委託している局が多くなってきているようです。

日本郵便と本田技研工業は、約半世紀にわたり二輪車の開発・運用を通じて、

効率的な郵便配達業務の協力関係を築いてきたそうですが

日本郵便は、いよいよ本田技研工業の開発する電動二輪車等を用いた実証実験を行います。

そうすることで、郵便配達業務への電動二輪車等の導入の可能性が検討されます。

また、今回の実証実験は日本郵便が保有する85000台以上の二輪車が電動化するだけではなく

郵便局への充電ステーション導入も検討が行われます。

将来的には、充電ステーション機能を通じて郵便局が、より利便性の高い「人々の集う場所」として、地域にさらに貢献できる存在となることも目標となっています。

郵便配達の業界も新たな年になりそうですね。

本年も「運輸ブログ」をどうぞよろしくお願いいたします。

引用参考:年賀状