先日、品質会議でも災害時対応の再周知を行ったり、
台風の事を見聞きする機会が多かったので、
昨年の令和元年東日本台風はいつだったのかを
調べたところ、10月12日でした。

令和元年東日本台風と台風に名前がついたのは
43年振りのことだそうです。
71の河川堤防が決壊したようで
改めて被害が大きかったことを実感します。

人は地震や津波や火災、
洪水等経験をしたことのない事態に襲われた時、
非常事態にも関わらず、心の防衛機能によって
その認識が妨げられて
『自分に大きな危険が降りかかるはずがない』
『まだ、誰も逃げてないから大丈夫』と、
思い込んで正常な判断や身を守るための行動が
出来なくなり、避難行動が遅れてしまうそうです。
こうした心の防衛機能は正常性バイアスと言います。

正常性バイアスによって被害が拡大した事例は
平成30年の西日本豪雨災害や東日本大震災といった
大きな災害でも見られ、誰にでも起きうる事象だと実感します。
正常性バイアスに惑わされないために重要なことは
危険について知ること、訓練をすることだそうです。
自分の経験による誤った判断をしないように
災害事例を知っておくことも重要です。
非常時ににも正常な判断力を失わず適切な行動を
とることができるようになるそうです。

正しい知識を身に着け、
『空振りでも構わない』という心構えで
昨今の異常気象を乗り越えていきたいと思います。