交差点付近は気を付けていても、歩行者や自転車との事故だけでなく、車同士の事故も多発してしまう場所です。

歩行者や自転車、バイク、信号など、注意を向ける箇所が多いので、更なる安全運転を心がけるようにしましょう。

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交差点進入時の事故パターン

停止や減速した前車に追突

交差点進入時に前車に追突する事故には、主として次のようなパターンがあります。

◎信号が黄色に変わって停止した前車に追突する。

これは、車間距離不足が主な原因ですが、信号が黄色に変わっても前車は停止せずに交差点に進入するだろうというドライバーの思い込みも原因の一つと考えられます。

◎赤信号で停止している車に追突する。

◎右折や左折のために減速したり停止した前車に追突する。

これらの事故は、わき見などをして前方への注意を欠くことが大きな原因といえます。

対向右折車と衝突

交差点の直進時に、右折しようとした対向車と衝突するというものですが、信号が黄色に変わったときに強引に交差点に進入すると、このような事故が起こりやすくなります。

発進時に前車に追突

信号待ちで停止し信号が青に変わって発信したところ、まだ発信していなかった前車に追突するというもので、前車が乗務用の場合に起こりやすい事故です。

前方の信号だけを見て、前車の発進を確認しないことが大きな原因と考えられます。

事故防止のポイント

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前車との車間距離を十分とる

交差点に接近するときは、信号の変化に注意するとともに、車間距離をとって前車の減速や停止に対応できるようにしておきます。

黄信号のときは交差点の手前で停止する

黄信号で交差点に進入しようとすると、停止した前車に追突したり、右折を開始した対向車と衝突するといった事故を招く危険性があります。

信号が黄色に変わった場合、交差点に接近していて停止位置で安全に停止できない場合(例えば、急ブレーキをかけなければならない場合や後続車に追突されるおそれがあるような場合)のほかは、交差点の手前で停止しなければなりません。

発進時には前車の動きを確認する

信号が青に変わって発進するときは、必ず前車が発進したかどうかを確認する必要があります。

特に、前車の前に大型車がいる場合は、大型車の動きにだけ注意を向け、直前にいる乗用車を見落としてしまうことがありますから注意しましょう。

なお、先頭車で信号待ちをしていて青に変わり発進する場合は、横断歩道の左右の状況を見て、渡り遅れた横断歩行者や自転車がいないかどうかを確認するようにしましょう。

信号機のない交差点の通過時

見通しの悪い交差点での出合頭事故

見通しの悪い交差点を通過しようとして、交差道路から進行してくる車両と出合頭に衝突する事故で、多発事故のパターンの一つです。

一時停止等による安全確認を怠ることが原因と考えられていますが、走り慣れた道路の場合は「車両が出てきたことはないから、今回も出てくることはないだろう」という慣れや油断が安全確認の省略を招いているケースも少なくないようです。

見通しの良い交差点での出合頭事故

見通しの良い交差点でも出合頭事故は発生します。

これは自分の道路のほうが相手の道路より広いから自車が優先だと判断したり、相手のほうが止まるだろうとか、相手より先に行けるだろうという誤った判断が原因と考えられます。

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事故防止のポイント

必ず安全確認を行う

一時停止の標識や表示のあるところでは、確実に一時停止をして安全確認を行います。

ただ、一時停止線で停止をした場合、そこからでは左右の状況がよく確認できないことがあります。

そのようなときは、一時停止線で停止した後、左右の状況が見えるところまで徐々に進行して再び停止し安全を確認するようにします。

なお、一時停止の標識や標示のないところでも、徐行や場合によっては一時停止をして安全確認を行うよう心がけましょう。

相手が接近しているときは先に行かせる

見通しの良い交差点では、たとえ交差道路側の道幅のほうが広いように錯覚しがちです。

また、自車と相手車が同じ速度で交差点に接近している場合、同じ角度で相手車が見え続けるため、まるで相手車が停止しているような錯覚を起こすこともあります。

見通しの良い交差点で、交差道路の状況によく注意するとともに、車両が接近しているときは、減速や一時停止をして相手を先に行かせるようにしましょう。

車は少しの気の緩みが大きな事故に繋がってしまいます。

一時停止や徐行をしっかりと行い、安全運転をしましょう。

引用参考 道路・車種に応じた運転