トラックドライバーは日本の経済に欠かせない職種です。
物流業界の主を担っているのです。
さて、トラガールとは、女性トラックドライバーのことです。
国土交通省は、トラガール促進プロジェクトを推進しています。
トラガールの本音、続き
近畿の数名のトラガールからのメッセージの続きをご紹介します。
ドライバー職としての楽しみは何がありますか?
ヤマト運輸のネコのマークを子供達が見つけて手を振ったりしてくれることが嬉しい。
遠出ができて、観光気分になれること。
好きな歌番組をラジオで聴いたり、日々ドライブ気分になれること。
普段の生活とは異なる場所に行くこともあるため、目新しさもあり楽しみが増えますね。
観光やドライブといった発送は、気分が向上し明るい気持ちでお仕事できるひとつの方法です。
ドライバー職として普段心がけていることはありますか?
安全運転です。
大型トラックは威圧感があるので車間距離を取り、出来るだけ丁寧に運転すること。
交通弱者に思いやりを持って運転しています。
あせらずに運転すること。
やはり安全運転は大切です。
帰宅後や休日はどのように過ごされていますか?
車が好きなので自家用車でぶらぶらしています。
趣味のサーキットでスポーツカーに乗って楽しんでいます。
「よさこい」をやっていて、仕事帰りの練習でストレスを発散しています。
車と離れない女性もいれば、全く異なる趣味と接している女性もいますね。
車が好きな方がやはり多いのでしょうか。
トラックドライバーをしているにあたり、家族や同僚男性等からどのような反応がありますか?
親は心配していました。
同僚男性からは最初認めてくれなかったけれど、最近は認めてくれている。
私に配達して欲しいと言ってくれる荷主がいるので嬉しい。
卒業文集にも書いていたほどトラックが好きで、親からは気を付けて頑張ってと言ってくれます。
家族からは応援して貰っています。
同僚男性からは「おっさん」扱いされ、同僚女性からは「男前」と言われています。
家族から最初は反対されましたが、今では仕事姿を見て応援してくれています。
荷主には女性が多いので仲良くさせて貰っています。
同僚男性からは女性扱いしてくれないが、何かあればすぐに手助けしてくれます。
仕事でのやりがいや忘れられないエピソードはありますか?
入社した頃は、先輩が厳しく最初は怒られてばかりだったのですが、1人で配達ができるようになり、誉められたときが嬉しかった。
トラックの運転中に小さな女の子が「お姉ちゃん、すごい。かっこいい。」と手を振ってくれたこと。
私がドライバーになったきっかけと同じで嬉しかった。
2月に2トン車で家具を運んでいるとき、大雪に見舞われ納品が出来ず会社に戻ったこと。
以前の会社でトラックに積み込みをしているときに落下し意識を失った。
社長から「一瞬の判断ミス、気の緩みが大きな事故に繋がる。」と言われたこと。
今でもそのことを思い出して気を引き締めています。
これからトラック業界に入ろうと思っている女性に対してアドバイスはありますか?
トラックに興味をもって、1回乗ってみたら楽しみがわかります。
世界が広がります。
男性社会に飛び込むには勇気がいりますが、実際ドライバーになれば男性も女性も関係ありません。
どんどん入ってきて欲しい。
私の周りにも「ドライバーになりたい。」と声をかけてくる人がいます。
心一つで変われます。
勇気を出して入ってきて欲しい。
好きなことはやったらいいと思う。
是非入ってきて欲しい。
女性が入りやすい環境を作って欲しい。
人数が増えればより入りやすくなると思います。
今後、トラック業界に女性が根付いていくには何が必要でしょうか?
家事と両立できる仕事を増やして欲しい。
また、産休制度を充実して欲しい。
家事と両立できる環境を整えて欲しい。
特にトイレが必要です。
会社と家族の協力が必要です。
トラガールの採用に消極的な経営者に対してメッセージをお願いします。
女性を前面に出してアピールして欲しい。
女性は目立つので、会社のアピールになるのではないでしょうか。
会社は従業員に支えられており、男性でも女性でもやる仕事は同じ。
女性だから気が付くところもあるので見て欲しい。
男性も女性も色々な人がいます。
女性だからこそ頑張るという気持ちがあるので採用に前向きになって欲しい。
女性は男性より上に行く気持ちはあると思うので理解して欲しい。
女性トラックドライバー、トラガール。
彼女たちの本音はとても貴重なものですね。
男女問わず、トラックドライバーとしてこれからもお互いに切磋琢磨し合い活躍されることを期待しています。
引用参考 トラックドライバー女子会コラム