- 猛烈な台風1号が勢力を維持したまま 接近中とのこと。
- 台風第1号とは、その年の1番目に発生した台風の名称で、発生月は毎年様々で、なんと昭和54年には1月に発生した例もあるそうです。
- 台風が発生するたびに 名前が付けられていることをご存知ですか?
- アメリカは かつては女性名で命名していたのですが、台風の世界も「男女平等」が叫ばれ 1979年より男性名と交互に付ける方法になりました。
- さらに 2000年から 東アジア地位の太平洋で発生した台風については 東アジアの14か国からなる委員会が 各国10つの名前をつけることになりました。
- この140つの名前を発生した順に命名するということです。
- 日本は「コンパス」「山羊」「トカゲ」「鳩」「コップ」「くじら」「かんむり」「かじき」「うさぎ」「てんびん」
- という『星座』名をつけたそうですが、、、、
- 台風らしい? 台風に見合った?名前の星座が 他にもあったのでは? と思ってしまいます。
- さて、今年の台風1号、ミクロネシア命名の「ニパルタック(有名戦士の名前)が 膨大な被害を及ぼさないことを祈りつつ
- 予期せぬ大雨対策としても 前回に続き「ハイドロプレーニング現象」について お話したいと思います。
ドライバーは 雨の日も安全運転をするべく
ハイドロプレーニング現象の予防策をあらかじめ理解し、普段から対策を講じ、心がける必要があります。
ハイドロプレーニング現象の予防策
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1.摩耗したタイヤを使わない
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タイヤ溝が減ると、路面とタイヤ間の排水性が低下して滑り易くなります。
- 溝の深さが 1.6mmまで減るとタイヤの溝内に あらかじめ法規内の限界を表す「スリップサイン」が現れますが、これはあくまでも最終警告の赤信号です。
- 溝深さが 約3mm を切ったら 既に限界と判断するのが賢明ですので、すぐに新しいタイヤに交換しましょう。
- また 約5,000km走行毎を目安に 前後タイヤをローテーションすることで偏磨耗発生を予防できます。
- FF車は構造上フロントヘビーなので 前輪の磨耗が早めとなります。
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2.タイヤの空気圧を適正に
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タイヤの空気圧が不足していると、タイヤの両外側が偏磨耗し易くなるだけでなく 接地面積が減って雨天時の接地性能が低下します。
- 逆に 空気圧が高過ぎても タイヤ中央が偏磨耗すると共に接地面積が低下します。
- 適正空気圧(運転席ドア付近のラベルに表示)を維持する為に ガソリンスタンドでの給油時に空気圧を調整しておきましょう。
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3.路面状態に注意
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たとえ雨が止んでいるとしても 大量の雨が 路面に溜まってところを 走らないようにすることが重要です。
- 特に 幹線道路や高速道路の左車線は、車重の重いトラックが沢山の荷物を積んで走っているために深い轍ができています。
- 冬場にチェーンが必要な降雪地帯なども同様です。
- ここには深い水たまりができやすいので、できれば右車線を走るか、左車線であれば、この轍を外して走行することを心がける方が安全です。
- また、白線や鉄板、トンネルから出た直後などの通過時は 特に滑り易いので要注意です。
ハイドロプレーニング現象のが起きてしまったら。。。
ハイドロプレーニング現象 によって 車がコントロール不能になってしまった時は
1.ハンドルはそのまま固定
2.ブレーキを踏まない
3.サイドブレーキを引かない
4.シフトダウンしない
5.スピードの減少に合わせて徐々にアクセルを戻す
6.車が水深の深い所を通り過ぎ、徐々に減速したところで、タイヤのグリップの回復を 辛抱強く待つ
パニック状態に陥った際に とてもそんな余裕があるとは思えませんが、
慌ててハンドルを切ったり、ブレーキを踏んでしまうと、
タイヤが路面に設置した瞬間に 急減速し、スピンしてしまう事もあり 大変危険です!
あるトラックドライバーさんのアドバイスです
↓
「雨量のひどい時、周りの道路状況等を細心の注意を払いながら
ハイドロプレーニング現象を わざと起こす事があります。
この車のこのタイヤでは 路面がこのぐらいだと滑るんだな等、
限界を確認するためです。
万が一の時でも その練習で 体が覚えていますから パニックを防ぎ、冷静でいられます。」
日頃から 緊急時の対策を整えておくことも 安全な運行には必要なことですね
危険なハイドロプレーニング現象を起こさない為に
スピードを控えた安全運転と 急加速、急ブレーキ、急ハンドルといった
「急」のつく運転操作を避け、万が一に備えて 車間距離を多めにとっておくのも重要です。
これらは 雨の日の運転に限らず 心がけておきたいことですが、雨の日が続く梅雨時だからこそ
ハイドロプレーニング現象の危険を再認識することで日々の運転を より安全なものにしていただければと思います。
引用参考:ハイドロプレーニング現象