夏本番、毎日全国各所で 高温注意報や熱中症警戒を伴う気象予報が 発せられています。

たとえ このような猛暑日の中でも

せっかくの夏休みや貴重なお盆休みですから

海や川、山や谷などといった自然を楽しむアウトドアでのレジャー、

車での帰省や旅行、行楽地へのドライブなどを楽しむ方も多くなります。

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この時期は 特に 山岳、水難事故件数は 軒並み上昇します。

しかしながら レジャーなど目的地以外での 車での移動最中の事故も多発してしまいます。

夏だからこそ起こりやすい車のトラブルなどについて 紹介してみます。

車内放置

この時期になると 毎年毎年 悲しいニュースに胸が痛くなります。

それは 車の中に 子どもや高齢者、ペットまでもが置き去りにされ 熱中症で亡くなるといった悲報です。

このような車内放置による事故は 日本のみならず、欧米でも問題になっているそうですが

報道されなかった事故を含めると もっと多くの犠牲者があったと考えられます。

私は いつもこういった報道を目にするたびに 保護者や運転手に憤りを覚えていたのですが、

実際のところ、安易に放置しての事故が原因だけではないことがわかりました。

車に閉じ込められてしまう原因には3つのケースが考えれるそうなのです。

ケース1.運転手や保護者が あえて車内に放置していく場合。

ケース2.運転手や保護者が うっかり車内に放置してしまった場合。

ケース3.運転手や保護者の監視外で、 自ら車に乗り込んで閉じ込められてしまう場合。

悪意のある虐待、もしくは殺意のある行為にもなりえる車内放置ですが、

当初は 「ちょっとなら大丈夫」といった保護者の危険性への甘えや怠慢が

最悪の事態を招いてしまうケース1がほとんどだろうと思っていました。

しかし

ケース2の〝うっかり忘れ” も ケース3のような 〝まさか”の行動 も少なくないということに驚きを隠せません。

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危機意識を高めて 思わぬ事故を招いてしまわないよう より一層 注意し またその危険性を周知しなければならないと感じます。

日本では 車内に残された者に異常が認められない場合は、 警官やその駐車場所の管理者による 厳重注意にとどまってしまう場合が多いことも

このような事故が毎年繰り返されてしまう要因になっている可能性があります。

アメリカの多くの州では 子どもを車内に置き去りにする親に罰則を課すことにより、再発防止策としても効果を得ているとのことです。

また テネシー州では 車内放置された子どもを助ける目的で他人の車の窓ガラスを破ることを認めた法律が ペットにも適用されることになりました。

車内温度

車内温度について JAFのユーザーテストによるデータがあります。

このテストは

気温35度の晴れた日の12時~16時

室温25℃の車、5種類を 炎天下に駐車させ 車内温度を時間ごとに計測したデータを公表しています。

5種類の車とは

1.黒い車
2.白い車
3.サンシェードを装着している車
4.3センチ窓を開けている車
5.エアコンを作動させている車

車内の平均温度

1.黒い車・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・51℃
2.白い車・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・47℃
3.サンシェードを装着している車・・・・・45℃
4.3センチ窓を開けている車・・・・・・・・42℃
5.エアコンを作動させている車・・・・・・26℃

どの車も 人や動物が耐えられる気温ではありませんよね。

しかも 5以外のどの車内も エアコン停止後 ものの10,15分で温度は急上昇していました。

つまり、「ちょっとだから 子どもを寝かせて置いてっちゃおう」といったことは 殺人行為なのです。

前回のブログでも記したように たとえエアコンを作動させていて室温は保たれていたとしても 直射日光による熱中症の発症も容易に考えられますし

車の誤作動や 車の盗難、誘拐といったことも可能性はなくはありません。

ちょっとでも放置は絶対に絶対に危険です。

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ご自身が 車内放置しないにしろ

これからのシーズン もし 放置されている子供やペットを見つけたら

見て見ぬふりをせず すぐ駐車場の管理者や警察に通報するなど 小さな命を助けてあげてください!

参考引用:車内温度