いよいよ10月になりましたね
「スポーツの秋」と言われる季節となりましたが
その由来を知る方は多くはないようです。
諸説あるようですが、
一般的には 1964年東京オリンピックの開催を記念して10月10日に
「国民がスポーツに親しみ、健康な心身を培う」という願いを込め「体育の日」が制定されたということから
「スポーツの秋」と言われるようになったそうです。
確かに気候が穏やかで 過ごし易いこの季節、スポーツを楽しむのには最適な時期と言えますね。
スポーツドライビング
さて「スポーツドライビング」という言葉を聞いたことがありますか
海岸沿いや峠などの曲がりくねった道を 滑らかに、安全に
スムーズに駆け抜ける走行テクニックをスポーツドライビングと言うそうです。
この走法は プロのレースドライバーだけのものではなく
一般のドライバーの安全運転に役立つとも言われていますので 普段の運転に取り入れられるように心がけると良いかもしれません。
ドライビングポジション
スポーツドライビングで最も重要とされているのが
意外かと思いますが、ドライビングポジションと言われています。
ドライビングポジションて、、、、ただの座る位置じゃないか、、、と思われるかもしれませんが、
モータースポーツの優秀な選手ほど 拘るところのようなのです。
どんなスポーツも基本姿勢というものがあり、正しい姿勢で始めるのが基本、そして上達の秘訣ということだそうです。
これは レーサーだけに言えることだけではありません。
基本中の基本だからこそ 安全運転に直結することなので 一般のドライバーにも是非改めて見直して欲しいところです。
シート
シートに座り、左足でクラッチペダルを踏み つま先が立たないようにしっかり奥まで踏みこめることを確認しましょう。
そのままペダルを思いっきり踏みこんで腰を背もたれに押しつけ ここで左足がつま先立ったらもう1ノッチ、シートを前にしましょう。
背もたれ
ステアリング(ハンドル)上部を持ちながら背中を背もたれに押しつけてみる。
このとき、腕は 肘がすこし曲がっている状態(およそ150°)にして、なおかつ肩がしっかり背もたれにくっついていることを注意しましょう。
肩と背もたれに隙間がある場合は 背もたれを起こします。
シートベルト
シートベルトは腰側のベルトをなるべく下、かつ後ろの方向にしっかり引っ張り、次いで肩を締め上げ固定しましょう。
スポーツドライビングのテクニック
スポーツドライビングは 基本的なレーシングテクニックの応用と言われていますが、
安全運転の為 車をコントロールする技能のとして 一般ドライバーも学ぶべきところが多くあります。
レースで使われるような運転技術は 普通の人が一般の公道で運転するのに必要ではなさそうですが
速さを追求するレースでは 言い換えると 効率の良い運転が求められるということにもなります。
それは 無駄な動きをなくし、安定した姿勢で、体力的にも負担を最小限にするための運転になりえるということです。
その代表的な2つのテクニックをご紹介します。
スローインファーストアウト
Slow in,Fast out
カーブを曲がるコーナリングの時の走行テクニックで
「コーナーに入る時はゆっくりと、出る時は素早く」という意味になります。
ハンドルを切って曲がっている間のコーナリング中で車両には
遠心力が働き、4つのタイヤのグリップ力はそれぞれ変化し、挙動が不安定になります。
スピードが出ているほどその影響が強く、その遠心力はスピードの二乗に比例して大きくなると言われています。
ブレーキを踏みながら曲がってしまったり
過剰なスピードのままカーブに突入したりすると
ハンドル操作が追いつかず事故に繋がる危険性も倍増します。
ハンドルを切る前の直線のうちにしっかり減速しておけば、カーブに入ってからアクセルを一定にすることで「曲がる」動作が安定し、
早めにハンドルを戻して次の加速動作に移ることができます。
アウトインアウト
アウトインアウトの意味は、カーブ手前の外側から カーブの内側に入り、そしてカーブを外側に向かって走行する、コーナリングのテクニックです。
この運転テクニックにより、カーブの曲線を緩く走ることが出来るので、遠心力が小さくなり、速度を保ちながら最短距離を走ることができます。
もちろん この時も 重要になってくるのが、カーブ進入時の減速です。
そして 公道でのアウトインアウトで最も注意しなければならないのは
反対車線にはみ出さないことと、対向車のはみ出しにも注意しなければなりません。
いかがでしたか?
この秋のドライブに スポーツドライビングで安全運転を!
引用参考:スポーツドライビング