だんだんと空気が冷たくなって
厚手のセーターやダウンジャケットを着ている方も見かけるようになりました。
モコモコの服を着せた子どもたちを
自転車の前と後ろに乗せ 保育園でも向かうのでしょうか
そんな朝の風景も
最近は さほど辛そうに見えないのは 自転車の性能の向上なのでしょうか
大荷物なのに颯爽と走る軽やかなお母さんたちは ほぼ電動自転車を使っていますね。
電動自転車は
1993年日本のヤマハが発売した「PAS」。世界初の電動自転車の誕生でした。
国内の自転車市場は、2005年に1060万台だった出荷台数が2014年には830万台まで縮小してしまったにもかかわらず
電動自転車は2005年の出荷台数 25万台が2014年には48万台と、10年間でほぼ倍増しています。
電動自転車は 当初の購買層は 主婦や女性だったそうですが、
現在では 通勤、通学、幼児の送迎用、レジャー、宅配業務や新聞配達などの業務用など
自転車のバリエーションの拡大とともに利用者も幅広くなってきています。
「中高生の自転車利用実態・意識調査」によりますと
電動自転車を「利用したい、してみたい人」は4割超いるそうです。
高齢者の自転車事故
しかし、実際のところ、自転車乗用中の死者数の高齢者の割合は年々増加傾向にあります。
たしかに 自転車に乗る高齢者を持つご家族からは 毎日ヒヤヒヤしている、といった声も聞こえてきます。
高齢者の自転車乗用中の事故原因で多いのは
1.出会い頭
2.右左折時
3.追突
4.車両単独
5.追越、追抜、すれ違い
となっており、
加齢による発見の遅れや判断の誤り、ふらつきといったことも含め操作上の誤りといった要因での事故の割合が高く、
高齢になるに従い、信号無視や優先通行妨害、一時停止無視といった事で亡くなる割合が高くなります。
さらに 高齢死者の運転免許保有率を調べると
75歳~84歳の男性では 87%が免許を保有しておらず、
道路交通に関する教育を受けていない、交通ルールについて自己流という方が多いということに驚かされました。
こういった高齢者の傾向を知ってしまうと ますます 車を運転中に 車道に高齢者の自転車が走行していると
緊張が走りますね。
高齢者対策
車両の対策
自転車乗用中の高齢死者は 安全確認せずに交差点などに進入するケース、ふらついてしまうケースが多いので
車間距離を広くとり、スピードを出しすぎない、いつでも危険予知運転をする
など普段の運転から 安全を心がけましょう。
高齢者の自転車
ご家族に自転車に乗られる高齢者がいる方には
是非知っていていただきたいのが自転車の選び方です。
安全性を重視した転倒しにくい自転車として 今 四輪自転車が注目されています。
シートには背もたれが付き、前輪も2輪になっているとは メーカーも考えましたね!
また、スピードの出しすぎを防ぐ機能もついているそうです。
そして 高齢者の方は 小柄な方が多いということもあり、
転倒を防ぐために
足が届くタイヤのサイズにも気を配り、
できればヘルメットの着用もすすめてください。
最近では ヘルメットに見えないお洒落なものもネットで購入することができますし、
高齢者の自転車事故では 転倒時に頭部を挫傷して、亡くなる、或いは寝たきりになってしまうといったケースが多くあります。
そして 高齢者に限ったことではありませんが、安全に自転車に乗る為に 整備をおろそかにしないようにしましょう。
是非、 この機会に 安全対策をご家族でしていただきたいと思います。
引用参考:電動自転車