読んで字の如く
一年で最も寒いとされている日「大寒」。
今年の「大寒」は1月20日でしたが
その寒さのピークと言われるの日は過ぎたとはいえ
寒さはまだまだ続いていますね。
気象庁の過去10年間のひと冬あたりの降雪量の平均データによると
下記のランキングになりました(一県内にある複数個所の観測ポイントの平均になります)
⇒は 2014年度の降雪日数になります。
(雪あられ、氷あられ、凍雨、ひょうは含まれません)
1位 山形県 / 636cm ⇒ 5位 96日
2位 新潟県 / 578cm ⇒ 7位 75日
3位 秋田県 / 532cm ⇒ 3位 105日
4位 福島県 / 475cm ⇒ 9位 72日
5位 長野県 / 423cm ⇒ 6位 76日
6位 岐阜県 / 416cm ⇒ 29位 15日
7位 青森県 / 409cm ⇒ 2位 110日
8位 北海道 / 383cm ⇒ 1位 121日
9位 富山県 / 333cm ⇒ 11位 62日
10位 福井県 / 323cm ⇒ 14位 57日
このような 冬には 降雪があたりまえのような地域では
車の運転も 冬対策がなされているのが 一般的でしょう。
しかしながら
めったに雪が降らない地域になると 雪への対策、雪道のが不十分なのではないでしょうか
滑りやすい雪道
雪の降った道は 乾燥した路面とは 全く違った道に変貌します。
まずこのことを踏まえ、 運転には 細心の注意を払わなくてはなりません。
乾燥した路面と圧雪路面・凍結路面で車の滑りやすさを比べると、
乾燥した路面に比べ
圧雪路面では 3.2倍
凍結路面では 5.4倍
つるつるの凍結路面では 8.0倍
も滑りやすいと言われています。
冬の路面ではブレーキの効きが非常に悪くなることを念頭に置いて、安全な速度で慎重に走行してください。
このような道でも安全に走れる対策として「冬用タイヤ」と「タイヤチェーン」の準備が欠かせません。
冬用タイヤ
冬用のタイヤは 「スタッドレスタイヤ」といい、
積雪や凍結などの条件下でも高い能力を発揮できる冬用タイヤになります。
0℃以下という低温でも 硬くなりにくい特殊配合のゴムで作られているのが特徴で
大きな凹凸によって雪を踏み固めたり、氷を引っ掻くことで、冬の道路も走行できるようになっています。
面倒だからといって 前輪2本だけに スタッドレスタイヤを装着すると
前・後輪のグリップ力の差により、ブレーキをかけた時に後輪だけが滑ってしまい大変危険ですので
必ず4輪セットで装着しましょう。
また スタッドレスタイヤの溝の深さが新品の50%以下にまですり減った時は 買い替える必要があります。
装着前には 必ず 溝のチェックをしましょう。
タイヤチェーン
スタッドレスタイヤよりも 雪道での走行パワーは タイヤチェーンの方が上回ります。
ただし、タイヤチェーンは積雪路以外で走行すると切れて事故につながることがあり大変危険なので、
長大トンネルなどの前後では、こまめに着脱する必要があります。
チェーンの種類も 現在では様々です。
ゴムチェーン
走行性能が良い ゴムにスパイクが付いている非金属製のチェーンが最近人気となっています。
金属製に比べ 走行音も低く、 雪がない道での走行も熱を持ちにくいメリットがあります。
ただ 収納時のスペースが必要なことと、価格が高めなことが短所になります。
金属チェーン
ゴムチェーンと対照的に 低価格で 収納や携帯にコンパクトになるので便利です。
しかしながら ガリガリという走行音が大きく、雪のない路面では摩擦熱で金属部分が破損しやすくなります。
布製チェーン
取り付け取外しが簡単で 収納にも便利な 布製チェーン。
ただし 雪上のみでしか走行はできません。
あくまでも緊急用として 利用するチェーンになります。
適切な装備で 雪道も安全に走行してくださいね
引用参考:タイヤチェーン