秋本番の10月に入りました!

スポーツの秋、食欲の秋、

様々な“秋”のスタートに ワクワクしている方も少なくないのではないでしょうか

とりわけ 気候が安定し 過ごし易い気温が続くこのシーズンには

紅葉狩りや秋の味覚狩りといった この季節を堪能するイベントや旅行などに出向かれる方も増え

普段は運転しない方でも ドライブを楽しむといった事が多くなる季節です。

最近では 都市部を中心に マイカーを持たない方が増加傾向にあります。

1960年代半ばには新・三種の神器として

自動車、クーラー、カラーテレビと言われるほど人気になったマイカーですが

一般交通機関で充分な移動が可能なことや

車にかかる維持費などの経費の面の負担などから マイカーを所有する人は減り

自動車自体の販売台数の累計も2015年には500万台を割るといった状況になっています。

ただ 大きな荷物を運んだり 病院に行ったりと事情は様々ですが

バスや電車ではなく「自動車が必要な時」もありますよね。

そんな時に 最近では 気軽に「カーシェアリング」を利用する人が増えています。

カーシェアリングは

もともと考え方や仕組みはスイスが発祥といわれています。

1970年代に大量の車両が都心に流入した結果、商店街などの荒廃が進んだことから、

行政主導で大規模な車両の流入規制(トランジットモール)が実施されました。

また都市では LRT(新規格路面電車)やバスなどの公共交通機関が充実し、市民の足が確保されました。

しかし一方で、都心部の人々は マイカーを保有するのが難しいので、

郊外に共同で車を所有しはじめた事が カーシェアリングの始まりとされています。

日本のカーシェアリングでは

住宅街やマンション前、スーパーマーケットや商業施設等の駐車場の一角等に

カーシェアリングの専用駐車場が設置されていることが多くほとんどが無人管理されています。

利用を希望する会員は、インターネットや電話で予約を入れるだけで、予約時刻に駐車場まで出向いて、

会員証(非接触式ICカード)などでドアロックを解錠、車内に設置された装置に差し込むなどし、利用者認証を行うだけで使用でき

マイカーとほとんど同じような感覚で利用できます。

レンタカーの場合利用時間はある程度長時間の設定が多いのですが、

カーシェアリングの場合、15分単位で利用できるところもあるので

ちょっとした用事、買い物などでも 気軽に利用でき、タクシーより安上がりで済む場合もあります。

こういった理由から 固定費のかかるマイカーを所持せず 利用したい時だけ

カーシェアやレンタカーを気軽に利用する人が増えることがわかります。

しかし

気を付けなければならないこともあります。

海外旅行の際、レンタカーを借りた経験がある、といった方はご承知のことかもしれませんが、

その国ごとに 交通ルールや交通事情が異なっていることに 運転で支障や不安が多少なりとあったかと思います。

ただでさえ 慣れない車種の操作をしなければならないというのに

右側通行と左側通行の違いで 頭がごちゃごちゃになってしまったという場合も多いそうです。

逆に 日本でのレンタカーの事故は

大手レンタカー会社では日本人利用者の事故率は約1%に留まるのに対し、

2015年の外国人が運転する車の事故率は2.5%、日本人の約3倍ということで

圧倒的に外国人観光客が多いそうです。

例えば

沖縄での外国人のレンタカー事故は 2016年度は 9648件にのぼります。

右側通行 左側通行の違いももちろんですが、

一時停止や徐行といった標識が読めず追突につながったケースも多いそうです。

また 車の操作性にも 国内外で差異があるため

ハンドルの左右の違いで感覚が分からず車を傷つけるケースも少なくない為

レンタカー会社は 外国人利用者の大半を占める中国、韓国、台湾の利用者の為に

地図や標識等の翻訳ガイドを配布したり、 外国人用の自動車につける初心者マークのようなステッカーを配布したり

事故防止に工夫をこらしています。

これからの行楽シーズンに 国内外で マイカー以外でも ドライブを楽しむ方は

くれぐれも 安全運転を心がけてくださいね。

引用参考:カーシェアリング