暖かくなり、外出したくなるような日が増えてきましたね。
ゴールデンウイークに向けてお出かけの計画を立てている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
最近は、スマートフォンやカーナビの普及により、道をあまり知らない状態でも目的地までスムーズにいける為、
とても便利な時代となりました。本日4月19日は『地図の日』です。どんな時代でも外出の際には、欠かせない地図。
今回は日本地図のルーツや地図記号についてご紹介いたします。
4月19日は、日本地図を初めて作った事で有名な『伊能忠敬』が地図の測量を行う為、蝦夷地(北海道)へ出発した日なのだそうです。
測量方法は、複数の人間で一定の歩幅を保って歩き、その歩数の平均値から距離を計算していくというものでした。
本州の測量からは、一定の長さの縄を使用し地面に当てながら測定を行ったそうです。どちらも気が遠くなるような作業ですよね。
彼はこの測量を16年間もの間行い、歩いた距離はなんと地球一周分!本人が亡くなった後もその弟子たちが引き継ぎ、
実測による正確な日本地図『大日本沿海輿地全図(だいにほんえんかいよちぜんず)』を完成させたと言われています。
このことから、様々な苦難を乗り越えて作られたものだという事が分かりますね。
最近は目的地までの道のりだけを手軽にチェックできるようになり、前ほど地図をじっくり見たり、
地図記号を覚える機会が減ってきているのではないでしょうか。
ここからは、見た目が似ていて間違えやすい地図記号について紹介したいと思います。
左が『工場』右が『発電所』です。どちらも機械を置いている施設の為、歯車のマークが使われています。
『発電所』の鍵カッコのような線は、「電気を送る線」を表しているそうです。
先程と違いこちらの2つは全く意味が違います。左は『果樹園』右が『官公署』です。
『果樹園』は見た目の通り、果実の形をしており、『官公署』は「公」の昔の漢字からとったものだそうです。
こちらの2つも全く意味が違います。左が『裁判所』右が『針葉樹林』です。
見た目では、左の方が『針葉樹林』に見えますが、裁判内容を告知した立て札を図式化したものだそうです。
このような地図記号は他にもありますので、是非調べてみてください!
ナビで出発点から目的地まで最短で向かう事も良いですが、
地図を眺める事で穴場スポットや意外な抜け道など様々な発見をする事もあります。
ドライブの際に、チェックしてみてはいかがでしょうか?