昨夜は中秋の名月でした。
洋の東西問わず、月は誰にとってもおなじみです。
月は地球の唯一の衛星で、実は毎年3~4センチメートル、
地球から遠ざかっているとのことです。

月は潮の満ち引きや女性の体調にも関係があるとはよく言われますが、
満月の日は出産が多くて産婦人科のお医者さんは大変だそうです。

また、月のパワーを利用した、狼男ダイエットというのがあります。
満月と新月の日に水分以外摂らないというもので、
わたしもやったことがありますが、大変なので今はやっていません。

ギリシャ神話の月の女神はアルテミスで、
アルテミス信仰は太陽神アポロン信仰よりも古いそうです。
太陽が月の格下、というのは太陽信仰の国である日本人のわたしたちには
馴染めないものがありますが、月信仰の一環として
アラブ圏では太陰暦が現在も使用されているそうです。

アラブの国では強く照りつける太陽よりも月が好ましく思われていて、
国旗にも月が描かれていたり、日本の食品?メーカーが
自社商品のラベルに太陽のイラストを入れたら全く売れなかった、
というエピソードを聞いたことがあります。

秋は月がちょうどよい高さに見える季節です。
中秋の名月に限らず、夜空の月を見上げて
古代からの時の流れを感じるのもいいかもしれません。