雪道を車で走行するときは、事前の計画が非常に重要です。

「いつも通りの道なら、慣れているから大丈夫」、そう考えてはいませんか?

雪道は、本当に「いつも通りの道」でしょうか?

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軽い気持ちで運転した場合、たくさんの困難にあってしまうかもしれません。

ドライブ計画は、しっかり入念にしておきましょう。

どのような困難が起こり得るか、事前に知っておくことにより、その対策ができます。

万が一を考えて、きちんと計画を立てておくことが大切です。

幹線道路推奨!

幹線道路を中心に、ドライブルートを設計するように心がけましょう。

地図上では2車線道路のように見えても、積雪状態によっては1車線しか走行できない、ということもしばしばあります。

細街路などは、思わぬ雪深さに立ち往生することもありえます。

車があまり通らない場所であるなら、尚更です。

普段と同じ道であっても、雪の状況によって、全く異なる道へと変貌しているのです。

幹線道路から外れてしまうようであれば、その中でもなるべく大きな道を選びましょう。

なお、水辺や溝、曲がり角の多い道路は避けたほうが無難です。

遠回りになったとしても、事故が起こりにくくなる分、安全に到着できます。

カーナビ過信も禁物!

カーナビは、道の詳しい状況までは教えてくれません。

急な上り坂で、雪の中では運転が難しい道だったりすることもあります。

あるいはそもそも、雪で道が封鎖されているかもしれません。

雪道に抜け道なし、と思って、どんなに面倒でも幹線道路を中心に走行するようにしましょう。

もちろん普段であればカーナビは基本的に優秀ですが、雪や台風などの天候に左右される日は、自身で安全な道を選択しましょう。

結果、安全に運転できるのです。

可能であれば、自宅周辺とよく車で出かける場所の紙媒体の大型地図などを、ひとつ用意しておくと良いでしょう。

大きな道はそうそう変わりませんし、普段は使わないでしょうから、車内の奥に仕舞っておけばいざという時に役立ちます。

スケジュール調整は絶対!

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余裕を持ったスケジュールでドライブしましょう。

雪道では、スピードは普段より抑えて走行しなければなりません。

さらに、降雪状況によっては、道路が通行止めになっていたり、迂回を指示されるなど、走行時間がかさむ要素がたくさんあります。

雪道は普段よりも時間がかかるものです。

家を早めに出発し、会社や友人などへは事前に連絡を入れておきましょう。

焦らず慎重に運転することが大切です。

前々からの情報収集!

目的地の雪の状況を、数日前から情報収集しておきましょう。

また、道路の状況はJARTIC(日本道路交通情報センター)のホームページで確認できます。

当日は、SA(サービスエリア)などにあるライブカメラで交通状況を確認できます。

防寒対策なども、合わせて行っておきましょう。

以上のように、雪道へ乗り出す前にはたくさんの事前計画が必要です。

普段とは違うということを念頭に、しっかりと対策を行ってくださいね。

また、雪道の状態は、その場所や気温などによって様々です。

雪国のいろんな路面

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  • 圧雪

タイヤのグリップが比較的良く、スタッドレスタイヤなら走りやすい路面です。

なお、交通量の多いところでは、「圧雪ツルツル路面」に変わりやすいです。

  • 圧雪ツルツル路面

雪が踏み固められ、タイヤで磨かれてツルツルしている状態です。

交差点付近に多く、事実上の凍結アイスバーンのように滑りやすくなっています。

  • 凍結アイスバーン

雪が溶けて再び凍った路面です。

とても滑りやすいため、慎重に運転しましょう。

日なたでは、解けた氷が水膜となって浮かぶことがあり、さらに滑りやすくなっています。

  • 風で舞い上がる新雪

風の強い日は、雪が突然舞い上がって視界が悪くなることがあります。

地吹雪と言われる現象です。

急に止まらないよう注意してください。

十分に速度を落として走り、前方との車両間隔を開いておきましょう。

雪道は少しの油断が命取りです。

滑り始めれば、どこかへぶつかるまで止まりません。

きちんと計画を立てて、安全に運転しましょう。

引用参考 雪道ドライブのきほんの「き」