9月も後半となり、
すっかり秋めいてきましたね
秋といえば
食欲の秋、行楽の秋、スポーツの秋、読書の秋・・・・
色々な秋といった言葉がありますが、
寝苦しい季節から解放され 快適に過ごせることなどから
嬉しいけれど 悩ましい
「睡眠の秋」といった言葉も見受けられますよね。
仕事中、勉強中 なにかと集中しなければならない時に限って襲ってくる「睡魔」が
秋には それはそれは頻繁にやってきてしまうような気がします。
ただ これが 運転中にやってくる時 これが最も厄介です。
授業中に襲われても 死にはしませんが、 運転中ともなれば 大事故に繋がってしまう恐れがありますものね。
今回は 運転中に そんな 「睡魔」がやってきてしまった時の対処法などをお話します。
眠くなる原因
(社)日本睡眠教育機構によると 眠くなる、には
夜になると眠る働きがおこる、という生体のリズムによるもの そして 寝不足、疲労からくる眠気、という2つの理由があるそうです。
1.生体のリズム
疲れ等とは関係なく 夕方以降 脳から体内に睡眠を促すメラトニンという物質が分泌され夜に眠くなるというシステム
2.疲労と寝不足
肉体的、精神的な疲労、何かしらの体調不良により 無意識に睡眠を促し 身体の状態を休ませようとする機能が発動し眠くなります
(ただし、睡眠時無呼吸症候群や他の疾病、薬の接種による原因も近年増加していると言われています。)
一般的には 特に 食後に睡魔と戦っている方は 数千万規模の人数でいらっしゃるのではないでしょうか(笑)
食後の眠気
食後に眠たくなってしまう原因は 食べた物の消化活動によるものです。
消化吸収するためには、胃腸が活発に動きます。
その為、 血液が胃腸の働きを支えますので その際 脳に必要な血液が減り、脳の働きが鈍り眠気を誘うと言われています。
お腹一杯に食べることは 満足感を得られるのですが、 一方で 胃腸の消化に負担を与え、その分 眠気も激しく襲ってきますので
お食事は 腹八分目が おすすめです。
急激な睡魔
食後に 眠たくなってしまうことは よくある普通のことなのですが、
急激な睡魔には 要注意です。
もしかしたら 血糖値が高い可能性があるのです。
食後2時間後の血糖値が高い場合、
腎臓が糖を薄めようと水分を多量に尿として排出するので
エネルギー源でもある糖が失われることで異常な眠気を起こします。
そのような急激な眠気を感じるという方は 糖尿病の検査をされた方がいいかもしれません。
運転中の眠気
運転中にも 睡魔は襲ってきますよね。
居眠り運転が原因での事故が発生しやすい場所には 特徴があるそうです。
このような場所の道路を走る際は 要注意です。
1.長い直線の道路
単調な景色という走行環境、運転操作が単調になる為、眠気が起きやすくなる
2.交通量の少ない道路
運転操作の簡素化や静寂性からも油断が生じてしまい、眠気が起きやすくなる
3.高速道路
高速道路の運転中、運転手の視点が無意識に前方を走る車両の後方等、同じ速さで動いている車に固定する傾向があるといい
静止しているものを集中して見つめている状態になると眠気が起きやすくなる
居眠り運転
高速道路調査会の発表では
2011年の高速道路における全事故の1%が居眠り事故となっており
また 死亡事故は3%というデータになっています。
公益財団法人交通事故総合分析センターの調査によると、
2006年までの10年間に 前日の睡眠時間が12時間以下で起きた居眠り運転事故の特徴を分析しました。
それによると、前日の睡眠時間が2時間~4時間の割合は25%、2時間以下となると、約4割で居眠り事故が発生していました。
また、2006年に厚生労働省がトラックドライバーを対象にした調査によると、
睡眠時間が5時間未満の運転手は、5時間以上の運転手に比べて
ヒヤリ・ハット体験が 2.3倍も多く、睡眠不足が事故を起こす可能性を高めていることがわかります。
居眠り事故をおこなさないために
◆居眠り運転の原因のほとんどは「疲労」と「睡眠不足」ですので 回復するまでなるべく運転を控えることが重要です
◆長時間の運転では 2時間に1回は休憩を取るようにする
◆眠気を催す成分の入った薬の服用は厳禁
◆車を安全なところに停め効果的な仮眠時間とされる15分以内の仮眠をとる
但し、仮眠して直後の運転による事故が増えているそうです
脳は覚醒したつもりでも体が遅れて眠りを要求し始めるため、走り出しからさらに強い眠気を誘う危険があります。
◆窓を開ける
◆ストレッチや軽い運動をする
◆ガムや昆布を噛む
◆会話をする 大きな声で歌う
◆カフェインの摂取、コーヒーを飲む等する
◆睡眠時無呼吸症候群の疑いのある方は 強烈な眠気に襲われるという症状がある為
運転免許証の更新時に申告することが定められています
眠気を覚ます対策など いかがでしたでしょうか
効果的な解消法が見つかるといいのですが
秋のドライブ どうぞ お気をつけて!
引用参考:居眠り運転