秋といえば「行楽の秋」
紅葉を巡り、温泉旅行に等々 ドライブにぴったりな季節になってきました。
ただ長距離運転ともなると 現地に到着するころにはヘトヘトになって
疲労困憊なんていうことも考えられます。
長距離運転でも 短距離でも ドライバーは常に安全運転を心がけなければなりませんので
長時間の運転でも集中力を絶やすことなくいられるように
注意すべきポイントをおさえておきましょう
長距離運転をする前に
点検
慣れない場所で 車の調子が、、、、なんてことにならないように
事前に車の点検をしておくことを忘れないようにしましょう
エンジンルームの点検
・ウインドウォッシャー液の量
・ブレーキ液の量
・バッテリー液の量
・冷却水の量
・エンジンオイルの量
車両まわりの点検
・タイヤの空気圧
・タイヤの亀裂/損傷/摩耗
・ライトの点灯
運転席での点検
・ブレーキの効き
・パーキングブレーキの引きしろ
・ウィンドウォッシャーの噴射状態
・ワイパーの状態
・エンジンのかかり具合
そして 基本中の基本かもしれませんが
ガソリンの量を必ず確認しましょう
ガソリンスタンドのない山道や高速などでガス欠にでもなったら
楽しいドライブも台無しですものね
また
車両だけでなく、ドライバーご自身の点検?!体調管理も大切です
居眠り運転防止のために 運転前夜には 十分に睡眠をとっておきましょう
ルート検索
慣れている目的地へのドライブではなく しかもそれが 長距離ともなると
「あれ?ここを右だっけ?」
「トイレに行きたくなっちゃったけど、どこにあるんだろう?」
様々なトラブルや疑問が 集中力をも惑わせ 安全運転を阻害します。
たとえ車両にナビがついていたとしても
事前に目的地までのコースを下調べしておきましょう
特に 休憩ができるようなパーキングエリアや道の駅などの立ち寄り場所もチェックしておくと良いかもしれません。
予め食事や休憩の場所をいくつか決めておくと
焦りや不安もなくなるので 精神的な疲労も抑えられます。
長距離運転中の注意ポイント
エコノミー症候群
飛行機のエコノミークラスの乗客に多く発生すると言われる「エコノミークラス症候群」が
他の交通機関や長距離ドライブ、座りっぱなしのオフィスワークでも起こりうることで
最近では「旅行者血栓症」と呼ばれているそうです。
正式には「肺動脈血栓塞栓症(じょうみゃくけっせんそくせんしょう)」といい、
この病気は 長時間、同じ姿勢のまま過ごすと、足の血流が悪くなり、
静脈にできた血の塊である血栓が 血流に乗って肺に達し、
肺の入り口である肺動脈に詰まってしまい 死に至ることも珍しくないといわれています。
原因
・運転によるストレスと疲労
・シートベルトで固定される/長時間の同じ姿勢
・窓の外からの陽射し
・狭く、閉ざされた空間
・エアコンで乾燥された空気
・脱水症状
発症しやすい人の特徴
・肥満
・静脈瘤を起こしたことがある
・生活習慣病を持っている
・喫煙者
・40歳以上の女性
・身長150センチ以下
・足を組む癖
・カテーテルによる手術の経験者
という方々がリスクが高くなるといわれています。
予防策
・2時間に一度 15~30分は休憩をとりましょう
・こまめな水分補給
・足首のストレッチや全身運動
・身体を締め付けるような服は着ない
・着圧ソックスなどを履く
長時間のドライブによる「エコノミークラス症候群」は 運転手だけでなく
同乗者にも発症する可能性がありますので 十分に注意が必要です。
また、座っている最中に発症することは少なく、
大抵は その環境から身体が解放され 血流が回復し、
血栓が剥がれてしまうことが原因となりますので
車から降りた時点が一番発症しやすいと覚えておいてくださいね。
秋本番、長距離ドライブも 安全運転で 楽しんでくださいね。
引用参考:長距離運転